謝池春 李之儀
1残寒消尽、疏雨過、清明後。
2花径款余紅、風沼縈新皺。3乳燕穿庭戸、飛絮沾襟袖。
4正佳時、仍晚昼。
5著人滋味、真箇濃如酒。
6頻移帯眼、空只恁厭厭瘦。
7不見又思量、見了還依旧。
8為問頻相見、何似長相守。
8為問頻相見、何似長相守。
9天不老、人未偶。
10且将此恨、分付庭前柳。
10且将此恨、分付庭前柳。
1残っていた寒さもすっかり消え、こぬか雨が降り過ぎる、清明の後。
2花さく小径にほかの花びらが残り、風の吹く沼に新たにさざ波がめぐる。
3燕の雛は庭や戸のあたりを飛び、柳のわたは襟や袖に貼りつく。
4本当によい時候、まだ遅い昼下がり。
5人に与える味わいは、まことに酒のように濃い。
6しばしば帯の穴を移動させて、むなしく鬱々と痩せるに任せた。
7会えないのにまた想う、会えればまた昔のままに。
8だからあなたに聞きたい、しばしば会うのに、どうしてずっと一緒に暮らさないの、と。
9天は永遠で、人はいつまでも一緒になれない。
10しばらくこの恨みを、庭の前の柳に与えよう。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
2款:留める。 6頻移帯眼:孔のある革製の帯が、身体が細くなったために緩くなり、孔をずらさなくてはいけなくなった。『南史』「沈約伝」の「与徐勉書」に「老病百日数旬、革帯常応移孔」とある。 只恁:このように。 厭厭:「懨懨」に同じ。気持ちがふるわないようす。
1残る寒さも消え尽くし、疏雨が過ぎる、清明の後。
2花の径に余の紅が款り、風ふく沼に新たに皺が縈る。
3乳燕は庭戸を穿び、飛絮は襟や袖に沾く。
4正ど佳い時、仍だ晚い昼さがり。
5人に著える滋味は、真箇に酒の如に濃い。
6頻ば帯の眼を移し、空しく只だ厭厭と瘦せるに恁せた。
7不見いのに又た思量う、見了ば還た依旧に。
8為ら問きたい、頻ば相見うのに、何似長く相守さないのか。
9天は不老で、人は未偶い。
10且く此の恨みを、庭の前の柳に分付えよう。
xiè chí chūn
1 cán hán xiāo jìn,shū yǔ guò,qīng míng hòu.
2 huā jìng kuǎn yú hóng,fēng zhǎo yíng xīn zhòu.
3 rǔ yàn chuān tíng hù,fēi xù zhān jīn xiù.
4 zhèng jiā shí,réng wǎn zhòu.
5 zhuó rén zī wèi,zhēn gè nóng rú jiǔ.
6 pín yí dài yǎn,kōng zhǐ nín yàn yàn shòu.
7 bú jiàn yòu sī liáng,jiàn liǎo hái yī jiù.
8 wèi wèn pín xiāng jiàn,hé sì cháng xiāng shǒu.
9 tiān bù lǎo,rén wèi ǒu.
10 qiě jiāng cǐ hèn,fēn fù tíng qián liǔ.
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