洞仙歌 李元膺
一年春物、惟梅柳間意味最深。至鶯花爛漫時、則春已衰遅、使人無復新意。余作洞仙歌、使探春者歌之、無後時之悔。1雪雲散尽、放暁晴庭院。
2楊柳於人便青眼。
3更風流多処、一点梅心、相映遠、約略顰軽笑浅。
4一年春好処、不在濃芳、小艶疏香最嬌軟。
5到清明時候、百紫千紅花正乱、已失春風一半。
6早占取・韶光共追遊、但莫管春寒、酔紅自暖。
一年の春の景色の中では、梅が咲き柳が芽吹くまでが、もっとも味わいがある。鶯と花の盛んな頃になると、もう春としては遅く、人に新味を感じさせることはない。私は「洞仙歌」を作って、春を探す者に歌わせたので、後悔はない。
1雪雲がすっかり消えて、庭は朝焼けに照らされる。
2柳が人の目を見張らせる。
3更に風流なところは多い。梅の芯がひとつ、遠く柳に映える。うっかりと眉を顰めて微笑みながら。
4一年のうち春のすばらしい時は、花盛りにあるのではない、そっとかすかに香るころがもっともたおやかだ。
5清明の時候になれば、色とりどりの花が咲き乱れ、すでに春風で半ばは失われている。
6早く春の光を独り占めして、ともに遊ぼう、ただ春の寒さは気にするな、酔って顔を赤くすれば、おのずと暖かくなるさ。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
0無後時之悔:時期を逸した後悔がない。 2青眼:黒眼(瞳を見せる)。晋の阮籍は白眼と黒眼を使い分け、嬉しい時はきちんと相手を見るので、黒眼になり、イヤな時は白眼で目をそむけた。 3約略:うっかりと。 6韶光:美しい光、春の光。 酔紅:酒を飲んで顔を赤くする。
一年の春物は、惟だ梅と柳の間のみ意味が最も深い。鶯と花の爛漫な時に至ると、則ち春は已に衰遅く、無復新意を使人い。余は洞仙歌を作って、春を探す者に之を使歌たから、後時之悔は無い。
1雪雲が散り尽くし、庭院は暁の晴に放される。
2楊柳が於人便青眼る。
3更に風流な処は多い、梅の心が一点、遠く相映える、約略と顰軽めて笑浅みながら。
4一年の春の好しい処は、濃芳には不在い、小艶疏香るのが最も嬌軟だ。
5清明の時候に到れば、百紫千紅の花が正ど乱れ、已に春風で一半は失われる。
6早く韶光を占取して共に追遊ぼう、但だ春の寒さは莫管、酔って紅くなれば自ずと暖まる。
dòng xiān gē
yì nián chūn wù,wéi méi liǔ jiān yì wèi zuì shēn.zhì yīng huā làn màn shí,zé chūn yǐ shuāi chí,shǐ rén wú fù xīn yì.yú zuò dòng xiān gē,shǐ tàn chūn zhě gē zhī,wú hòu shí zhī huǐ.
1 xuě yúnsàn jìn,fàng xiǎo qíng tíng yuàn.
2 yang liǔ yú rén biàn qīng yǎn.
3 gèng fēng liú duō chù,yì diǎn méi xīn,xiāng yìng yuǎn,yuē lüè pín qīng xiào qiǎn.
4 yì nián chūn hǎo chù,bù zài nóng fāng,xiǎo yàn shū xiāng zuì jiāo ruǎn.
5 dào qīng míng shí hù,bǎi zǐ qiān hóng huā zhèng luàn,yǐ shī chūn fēng yí bàn.
6 zǎo zhàn qǔ、sháo guāng gòng zhuī yóu,dàn mò guǎn chūn hán,zuì hóng zì nuǎn.
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