2022年8月22日月曜日

090惜分飛(毛滂)

惜分飛  毛滂

富陽僧舍作別語贈妓瓊芳

1涙湿闌干花著露、愁到眉峰碧聚。
2此恨平分取、更無言語空相覷。

3断雨残雲無意緒、寂寞朝朝暮暮。
4今夜山深処、断魂分付潮回去。

富陽の僧舍で別れの言葉を作り妓女の瓊芳に贈った

1涙でそこかしこ濡れて、花が露を帯びたよう、愁いで眉も顰められて。
2この別れの恨みをあなたとわたしは同じずつ取り、もう黙って互いに見つめ合うだけ。

3残った雨雲は味気ない、寂しくなるだろう、朝な夕なに。
4今宵、山の奥で、魂を潮を託してあなたのもとへ戻ろう。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
0富陽僧舍作別語贈妓瓊芳:『彊村叢書』本『東堂詞』では題を「富陽僧舎代作別語」とする。 1闌干:ほしいままなようす。 2覷:こまかに見る。
 

富陽の僧舍で別れの(ことば)を作り妓女の瓊芳に贈った

 

1涙で闌干(そこかしこ)湿()れ花が露を()び、愁いで眉峰(まゆ)まで()碧聚(ひそめ)られる。

()の恨みを平分(おなじ)だけ取り、更に無言語空(だま)って(たが)いに(みつめあ)

 

断残(のこ)った雨雲が無意緒(あじけな)い、寂寞(さび)しい、朝朝(あさなあさな)(ゆうなゆうな)に。

今夜(こよい)、山の深処(おく)で、断魂(たましい)を潮に分付(たく)して回去(もどろ)う。


xī fēn fēi

fù yáng sēng shè zuò bié yǔ zèng jì qióng fāng

1 lèi shī lán gān huā zhuó lù,chóu dào méi fēng bì ju.
2 cǐ hèn píng fēn qǔ,gèng wú yán yǔ kōng xiāng qù.

3 duàn yǔ cán yún wú yì xù,jì mò zhāo zhāo mù mù.
4 jīn yè shān shēn chù,duàn hún fēn fù cháo huí qù.

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