2022年8月22日月曜日

088虞美人(舒亶)

虞美人  舒亶

寄公度

1芙蓉落尽天涵水、日暮滄波起。
2背飛双燕貼雲寒、独向小楼東畔倚欄看。

3浮生只合樽前老、雪満長安道。
4故人早晚上高台、贈我江南春色一枝梅。

公度に寄せて

1芙蓉は散り尽くし、空は水に溶け、日が暮れて波が立つ。
2背をむけて違う方向へ飛んで行くつがいの燕、冷たい雲に貼りつくように、私はひとり小楼の東がわで、手すりにもたれながら見ている。

3浮世で、ただ酒樽とともに老いていく、雪が長安の道に満ちる。
4古き友人よ、君も朝に晚に高台に上っていることだろう、私に江南の春の梅を一枝、送っておくれ。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
0寄公度:この題がないテキストもある。宋代に黄公度という人がいたが、舒亶が卒した後に生まれているので、別人であろう。 1芙蓉:ハスの花。 4早晚:日々。待ちわびる時に用いる。『詩詞曲語辞匯釈』に見える。 「寄我」句:南朝宋・陸凱が梅の枝を折って詩とともに范曄に贈った故事。『荊州記』に「陸凱 范曄と交わること善く、江南より梅花一枝を寄せ、長安に詣し曄に与え、詩を贈りて曰く、『折梅逢駅使、寄与隴頭人、江南無所有、聊贈一枝春(梅を折りて駅使に逢ひ、隴頭の人に寄せ与ふ。江南 有る所無し、聊か一枝の春を贈る)』と」とある。

 

公度に寄せる

 

芙蓉(ハス)()り尽くし、(そら)は水に()け、日暮れて滄波(なみ)()つ。

2背をむけて飛ぶ双燕(つがいのつばめ)(つめ)たい雲に貼りつく、(ひと)小楼(たかどの)東畔(ひがしがわ)()(てすり)(もた)れて()る。

 

浮生(うきよ)()樽前(さけ)(とも)に老いる、雪が長安の道に満ちる。

故人(とも)よ、(あさ)に晚に高台に上り、(わたし)に江南の春色(はる)の梅を一枝(ひとえだ)(おく)っておくれ。


yú měi rén

jì gong duó

1 fú róng luò jìn tiān hán shuǐ,rì mù cāng bō qǐ.
2 bèi fēi shuāng yàn tiē yún hán,dú xiàng xiǎo lóu dōng pàn yǐ lán kàn.

3 fú shēng zhǐ hé zūn qián lǎo,xuě mǎn cháng ān dào.
4 gù rén zǎo wǎn shàng gāo tái,zèng wǒ jiāng nán chūn sè yì zhī méi.

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