2022年8月19日金曜日

081蝶恋花(趙令畤)

蝶恋花  趙令畤

1欲減羅衣寒未去、不巻珠簾、人在深深処。
2紅杏枝頭花幾許。
3啼痕止恨清明雨。

4尽日沈煙香一縷、宿酒醒遅、悩破春情緒。
5飛燕又将帰信誤、小屏風上西江路。

1うす絹を減らしたいが、まだ寒さは去らない、簾を巻き上げずに、あの人は部屋の奥にいる。
2赤い杏の枝さきに、花はどのくらい咲いているだろう。
3涙のあとは、ただ清明の雨を恨むがゆえ。

4一日中、沈香の煙がひとすじ、ゆらゆらたちのぼる。二日酔いはなかなか覚めない。悩んで、春の情緒をぶち壊す。
5燕はまた「帰るよ」という手紙を届け間違えた。小さな屏風には、あの人が向かった西江の路が描かれている。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
4沈煙香:沈香の煙と香り。沈香は、沈水香ともいい、ジンチョウゲ科の植物で、香料にする。

羅衣(うすぎぬ)を減らしたい()が寒さは未去(さらな)らない、珠簾(すだれ)不巻(まかな)いで、あの人は深深処(へやのおく)()る。

(あか)い杏の枝頭(えださき)に花は幾許(どのくらい)やら。

啼痕(なみだのあと)()だ清明の雨を恨むがゆえ。

 

尽日(ひがな)沈香一縷(いちる)の煙、宿酒(ふつかよい)(なかなか)醒めない、悩んで春の情緒を(ぶちこわ)す。

飛燕(つばめ)()た帰ると(てがみ)()(まちが)えた、小さな屏風の上に、西江の路。


dié liàn huā

1 yù jiǎn luó yī hán wèi qù,bù juǎn zhū lián,rén zài shēn shēn chù.
2 hóng xìng zhī tóu huā jǐ xǔ.
3 tí hén zhǐ hèn qīng míng yǔ.

4 jìn rì chén yān xiāng yì lǚ,sù jiǔ xǐng chí,nǎo pò chūn qíng xù.
5 fēi yàn yòu jiāng guī xìn wù,xiǎo píng fēng shàng xī jiāng lù.

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