2022年8月18日木曜日

078浣渓沙(秦観)

浣渓沙  秦観

1漠漠軽寒上小楼、暁陰無賴似窮秋、淡煙流水画屏幽。

2自在飛花軽似夢、無辺糸雨細如愁。
3宝簾閑掛小銀鉤。

1ひっそりとうすら寒さを覚えながら小さな楼にのぼる、明け方の曇り空はどうしようもなく秋の終わりに似ている。淡いもやと流れる水の描かれた画屏風の内は、ひっそりとしていて。

2自在に舞う花びらは軽ろやかで夢みているよう、はてなく霧雨は細やかで愁いているかのよう。
3簾を小さな銀の鉤にひっそりと掛けた。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1漠漠:静かなさま。 無賴:どうすることもできない、何のいわれもない。

漠漠(ひっそり)軽寒(うすらざむ)く、小さな楼に上る、暁陰(あさぐもり)無賴(どうしようもな)窮秋(あきのおわり)に似ている、淡く(けぶ)流水(かわ)画屏(びょうぶ)(ひそや)か。

 

自在(きまま)飛花(はなびら)は軽ろやかで夢の(よう)無辺(はてな)糸雨(きりさめ)は細やかに愁いの(よう)

宝簾(すだれ)(ひっそり)と小さな銀鉤(かぎ)に掛けられて。


Huàn xī shā

1 mò mò qīng hán shàng xiǎo lóu,xiǎo yīn wú lài sì qióng qiū,dàn yān liú shuǐ huà píng yōu.

2 zì zài fēi huā qīng sì mèng,wú biān mì yǔ xì rú chóu.
3 bǎo lián xián guà xiǎo yín gōu.

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