2022年8月10日水曜日

062思遠人(晏幾道)

思遠人  晏幾道

1紅葉黄花秋意晚、千里念行客。
2飛雲過尽、帰鴻無信、何処寄書得。

3涙弾不尽臨窓滴、就硯旋研墨。
4漸写到別来、此情深処、紅箋為無色。

1もみじと黄菊、晚秋のけはい、千里のかなた、旅する人を想う。
2流れる雲が行きつくし、南へ帰る雁に、届けてくれる手紙はない。私はどこへ手紙を寄せればいいのか。

3涙はぬぐってもぬぐいきれず、窓辺で流し続ける、硯にこの涙を受けて墨をすってみようか。
4ゆっくりと書こう、別れて以来の、この思いの深さを、赤い便箋も落ちる涙で無色になるほどに。

紅葉(もみじ)黄花(きぎく)、秋の(けはい)(おそ)、千里行客(たびびと)(おも)う。

飛雲(くも)は過ぎ尽くし、帰る(かり)(てがみ)は無く、何処へ書を寄せられ()るだろう。

 

3涙は(はじ)不尽(つくせな)い、窓に(のぞ)んで(したた)らせる、硯に()けて墨を旋研()ろうか。

(ゆっくり)写到()こう、別れて(から)の、()(おもい)深処(ふかさ)紅箋(びんせん)も無色に為るほどの。


sī yuǎn rén

1 hóng yè huáng huā qiū yì wǎn、qiān lǐ niàn xíng kè.
2 fēi yún guò jìn,guī hóng wú xìn,hé chù jì shū dé.

3 lèi tán bú jìn lín chuān dī,jiù yàn xuàn yán mò.
4 jiàn xiě dào bié lái,cǐ qíng shēn chù,hóng jiān wéi wú sè.

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