1画屏天畔、夢回依約、十洲雲水。
2手撚紅箋寄人書、写無限、傷春事。
3別浦高楼曾漫倚、対江南千里。
4楼下分流水声中、有当日・憑高涙。
1画屏風のように広がる空の際、夢から覚めてぼんやりと、神仙のすまう十洲のような雲と水の景色をながめる。
2手では便箋をもてあそぶ、あの人に寄せる手紙、春の悲しい出来事ばかり限りなく書いて。
3牛飼いと織り姫が別れ別れになっている浦、銀河が楼の上にかかっている、かつてむだに欄干にもたれて、江南の千里のかなたを見ていた。
4楼の下を分かれて流れる水音の中には、あの日、私が高いところで手すりにもたれて流した涙も、まざっていることだろう。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1依約:ひそかに。ぼんやりと。はっきりしない。 十洲:神仙のいるところ。漢の東方朔「十洲記」に、十洲仙境が八方大海の中にあり、祖洲・瀛洲・玄洲・炎洲・長洲・元洲・流洲・生洲・鳳麟洲・聚窟洲という、とある。 3別浦:銀河のこと。牛飼いと織り姫が離ればなれになっている場所。
1画屏のような天の畔、夢から回めて依約と、十洲の雲水。
2手は紅箋を撚ぶ、人に寄せる書、無限く写く、傷春の事。
3別れの浦、高楼に曾て漫に倚れた、江南の千里に対って。
4楼の下、分流する水声の中、当日の高みに憑れる涙も有るだろう。
liú chūn lìng
1 huà píng tiān pàn,mèng huí yī yuē,shí zhōu yún shuǐ.
2 shǒu niǎn hóng jiān jì rén shū,xiě wú xiàn,shāng chūn shì.
3 bié pǔ gāo lóu céng màn yǐ,duì jiāng nán qiān lǐ.
4 lóu xià fēn liú shuǐ shēng zhōng,yǒu dāng rì、píng gāo lèi.
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