2022年8月10日水曜日

059御街行(晏幾道)

御街行  晏幾道

1街南緑樹春饒絮、雪満遊春路。
2樹頭花艶雜嬌雲、樹底人家朱戸。
3北楼閑上、疏簾高巻、直見街南樹。

4欄杆倚尽猶慵去、幾度黄昏雨。
5晚春盤馬踏青苔、曾傍緑陰深駐。
6落花猶在、香屏空掩、人面知何処。

1通りの南側のみどりの柳は、春になってわたがたくさん、雪が春の路いっぱいに浮遊しているよう。
2梢の花はあでやかで、霞が交じり、樹の下にはあの人の家がある。
3北の楼にひっそりと上り、簾を高く巻きあげると、ただ通りの南側の樹だけが見える。

4欄杆にいつまでももたれて、やはりぐずぐずと去ることができない、幾度たそがれの雨に打たれても。
5晚春、馬でぶらぶらと苔むした路を踏む、かつてあの人の家の柳の木陰にひっそりと馬を駐めたのだった。
6落花はあの時と同じようにまだあるが、あの人の部屋は空しく屏風におおわれて、姿はいずこやら分からない。

(とおり)の南の緑樹(やなぎ)は春に(わた)(おお)く、雪が春の路に(いっぱい)(うか)ぶよう。

樹頭(こずえ)の花は(あでや)か、嬌雲(かすみ)(まじ)り、樹の(した)には人家(あのひと)朱戸(いえ)

3北の楼に閑と上り、疏簾を高く巻くと、()だ街の南の樹だけが見える。

 

欄杆(てすり)(もた)れ尽して()だ去るのは(ものう)い、幾度かの黄昏(たそがれ)の雨。

5晚春、馬を(めぐ)せて青苔(こけ)を踏む、(かつ)(やなぎ)(こかげ)の傍に深く駐めた。

6落花は()()る、香屏(びょうぶ)は空しく掩われる、人面(すがた)は何処か(わからな)い。


yù jiē xíng

1 jiē nán lǜ shù chūn ráo xù,xuě mǎn yóu chūn lù.
2 shù tóu huā yàn zá jiāo yún,shù dǐ rén jiā zhū hù.
3 běi lóu xián shàng,shū lián gāo juǎn,zhí jiàn jiē nán shù.

4 lán gān yǐ jìn yóu yōng qù,jǐ dù huáng hūn yǔ.
5 wǎn chūn pán mǎ tà qīng tái,céng bàng lǜ yīn shēn zhù.
6 luò huā yóu zài,xiāng píng kōng yǎn,rén miàn zhī hé chù.

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