2022年7月31日日曜日

031青玉案(歐陽修)

青玉案  歐陽修

1一年春事都来幾。
2早過了・三之二。
3緑暗紅嫣渾可事、緑楊庭院、暖風簾幕、有個人憔悴。

4買花載酒長安市、又争似家山見桃李。
5不枉東風吹客涙、相思難表、夢魂無拠、惟有帰来是。

1一年のうち春はあわせてどのくらいなのだろう。
2早くも三分の二は過ぎてしまった。
3葉がこんもりと茂り、花が赤くうるわしいのは、楽しむべきことだろう。楊柳の垂れる庭の奥、暖かい風が吹きすぎる簾やカーテン、そこには憔悴した面持ちの人がいるけれど。

4長安の市で花を買い、酒を車に乗せるが、故郷の桃李には似ても似つかない。
5なるほど、春風が旅人の涙を乾かそうとしても、あの人を思う気持ちは表しがたく、夢はさらにアテにならない、どうやら引き返すのが正しいようだ。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
3紅嫣:赤い花が麗しいさま。 渾可事:楽しかったと言えること。 4買花:歌を買う、妓楼で遊ぶこと。 争似:どうして似ていることがあろうか。 家山:故郷。 5不枉:なるほど~に違いない。

中華書局『宋詞三百首誦読本』注:
3渾可事:すべてつまらない事、関心に価しない事。

1一年の春事(はる)都来(あわせ)(どのくらい)

2早くも過了(すぎてしま)った、三()うち二を。

()は暗く(はな)(うるわ)しい、(すべ)可事(すばら)しい、緑楊(やなぎ)庭院(にわ)、簾と(カーテン)に暖かい風、(ひと)憔悴(やつ)れた人が()る。

 

4花を買い酒を載せる、長安の市、()(どうし)家山(ふるさと)で桃李を見たことに(くら)べられようか。

不枉(なるほ)東風(はるかぜ)(たびびと)の涙に吹いても、相思(おもい)は表し難く、夢魂(ゆめ)(あて)(ならな)い、惟有()帰来(かえ)るのだけが(ただ)しい。


qīng yù àn

1 yì nián chūn shì dōu lái jǐ.
2 zǎo guò liǎo、sān zhī èr.
3 lǜ àn hóng yān hún kě shì,lǜ yáng tíng yuàn,nuǎn fēng lián mù,yǒu gè rén qiáo cuì.

4 mǎi huā zǎi jiǔ cháng ān shì,yòu zhēng sì jiā shān jiàn táo lǐ.
5 bù wǎng dōng fēng chuī kè lèi,xiāng sī nán biǎo,mèng hún wú jū,wéi yǒu guī lái shì.

2 件のコメント:

  1. 私は家に帰りたいぞ。と。

    返信削除
  2. そうだよねえ。この詞の中の人は、さんざ妓楼で女遊びした挙句に、やっぱりふるさとの女のほうがええわ、いうとるようですが。

    返信削除