2022年7月31日日曜日

029木蘭花(歐陽修)

木蘭花  歐陽修

1別後不知君遠近、触目淒涼多少悶。
2漸行漸遠漸無書、水闊魚沈何処問。

3夜深風竹敲秋韻、万葉千声皆是恨。
4故敧単枕夢中尋、夢又不成燈又燼。

1別れて以来、あなたはどこにいらっしゃるのか、目にするものすべてわびしく、もの狂おしい。
2あなたはどんどん遠くへ去り、音信もとだえた。手紙を届けてくれるはずの魚も広々とした水底に沈み、どこにいるやら分からない。

3夜がふけて風が竹林にわたり、秋の声がする。ざわざわと鳴る葉は、すべて恨みの音。
4ひとり寝の枕に身体を傾け、夢の中で追いかけようとするが、夢もまだ見ぬうちに、燈心は燃えて、灰となった。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
2魚沈:魚は手紙を伝えてくれるという伝説がある。魚が水底に沈んでいるは、音信がないこと。 3秋韻:秋の声。 4燼:燈心が燃えて灰燼になること。

1別れた後、(あなた)遠近(どこ)かも不知(わからな)い、目に触れるものは淒涼(わび)しく、多少(とて)(くる)しい。

(しだい)に行き(しだい)遠くなり(しだい)(てがみ)も無くなり、(かわ)(ひろ)く魚は沈み、何処(どこ)(わからな)い。

 

3夜は(ふけ)て風が竹にふき秋の(おと)()らす、万千(たくさん)の葉の(おと)皆是(どれ)も恨み。

(わざわ)(ひとりね)の枕に(もた)れてで尋ねようとするが、夢も()不成(みられな)い、(ともしび)()(もえつ)きる。


mù lán huā

1 bié hòu bù zhī jūn yuan jìn,chù mù qī liáng duō shao mēn.
2 jiàn xíng jiàn yuǎn jiàn wú shū,shuǐ kuò yú chén hé chù wèn.

3 yè shēn fēng zhú qiāo qiū yùn,wàn yè qiān shēng jiē shì hèn.
4 gù yǐ dān zhěn mèng zhōng xún,mèng yòu bù chéng dēng yòu jìn.

3 件のコメント:

  1. そうか、こんどどじょうさんに手紙を託してみよう。

    返信削除
  2. そうか、どじょうさんは、こういう所から登場したのね。

    返信削除
  3. お腹のなかに手紙が入ってたんだっけ? 『史記』にそんな話があったと思う。

    返信削除