2022年7月31日日曜日

026蝶恋花(歐陽修)

蝶恋花  歐陽修

1庭院深深深幾許。
2楊柳堆煙、簾幕無重数。
3玉勒雕鞍遊冶処、楼高不見章台路。

4雨橫風狂三月暮、門掩黄昏、無計留春住。
5涙眼問花花不語、乱紅飛過秋千去。

1庭はどれほど奥深いのだろう。
2柳に靄がこもる、簾やカーテンのように幾重もかさなって。
3玉や螺鈿で飾り立てた馬に乗り、あの人はどこへ遊びに行ったやら。高い楼からも見えない、章台の路の向こう。

4横なぐりの雨に吹きすさぶ風、春の三か月も終わろうとしている。門を閉ざす黄昏時、どうにも引き止められない。
5涙ながらに花に尋ねるが、花は答えない。乱れ散る花びらが、私の乗るブランコのわきを飛んでいった。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
2「楊柳」二句:柳が青い霞のように、みどりのカーテンのように、重なっていること。 3玉勒雕鞍:玉で作った馬のくつわと、螺鈿で飾った馬の鞍、貴公子を表す。 遊冶:遊楽。 章台路:花街のこと、妓女がいるところ。漢代、長安に章台があり、そのしたに章台街があって、のちの妓女が多く住んだ。

庭院(にわ)深深(おくふか)く、深さは幾許(どれくらい)

楊柳(やなぎ)(もや)(かさ)なる、簾と(カーテン)無重数(いくえ)も。

勒雕鞍(うつくしいうま)遊冶(あそ)ぶ処、楼高(たかどの)からは不見(みえな)い、章台の路のむこう。

 

4雨風が橫狂(あれ)る三月の暮れ、門を()ざす黄昏(たそがれ)、春を留住(とど)める無計(すべもな)く。

涙眼(なきなが)ら花に問うても花は不語(かたらな)い、(はなびら)(ちら)して秋千(ブランコ)を飛び過ぎて()った。


dié liàn huā

1 tíng yuàn shēn shēn shēn jǐ xǔ.
2 yang liǔ duī yān,lián mù wú chóng shù.
3 yù lè diāo ān yóu yě dhù,lóu gāo bú jiàn zhāng tái lù.

4 yǔ héng fēng kuáng sān yuè mù,mén yǎn huáng hūn,wú jì liú chūn zhù.
5 lèi yǎn wèn huā hua bù yǔ,luàn hóng fēi guò qiū qiān qù.

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