2022年7月31日日曜日

025踏莎行(歐陽修)

踏莎行  歐陽修

1候館梅残、渓橋柳細、草薰風暖搖征轡。
2離愁漸遠漸無窮、迢迢不断如春水。

3寸寸柔腸、盈盈粉涙、楼高莫近危欄倚。
4平蕪尽処是春山、行人更在春山外。

1宿の梅はもう散り、岸辺の柳は細い枝をのばし始め、やからかく春風に吹かれるころ、遠く旅立つことになった。
2別れの愁いはどこまでも尽きることがない。遙かに流れゆく春の川のように。

3千々に乱れる思い、おしろいを流してこぼれる涙。楼の高いところで欄干に寄りかかり、遠く眺めるのはやめよう。
4広々とした草原、春の山の尽きるところ、その春の山のさらに向こうに、あの人は行ってしまったのだから。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1候館:旅宿、客店。 草薰風暖:江淹「別賦」に「閨中風暖、陌上草薫(閨中 風暖かく、陌上 草薫る)」とある。 搖征轡:馬に乗って遠くへ行くこと。 2「離愁」句:旅人が遠く去り、愁いは尽きず、離れれば離れるほど悲しくなること。 迢迢:遙かなさま。 3危欄:高いところの欄干。 4平蕪:広々とした草原。

候館(やど)の梅は()り、渓橋(はし)の柳は細いえだをのばし、草薰り風暖かいころ、(たび)(くつわ)を搖らすことになった。

(わか)れの愁いは(しだい)に遠く(しだい)無窮(はてしな)く、迢迢(はるか)不断(たえな)い、春の(かわ)(よう)に。

 

寸寸(ちぢ)なる柔腸(こころ)盈盈(はらはら)(おしろい)をながす涙、楼高(たかどの)危欄(てすり)に近づいて(もた)れるのは(やめよ)う。

平蕪(くさはら)が尽きる処、(そこ)は春の山、行人(たびびと)は更に春の山の(むこう)に在るのだから。


tà suō xíng

1 hòu guǎn méi cán,xī qiáo liǔ xì,cǎo xūn fēng nuǎn yáo zhēng pèi.
2 lí chóu jiàn yuǎn jiàn wú qióng,tiáo tiáo bú duàn rú chūn shuǐ.

3 cùn cùn róu cháng,yíng yíng fěn lèi,lóu gāo mò jìn wēi lán yǐ.
4 píng wú jìn chù shì chūn shān,xíng rén gèng zài chūn shān wài.

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