2022年7月31日日曜日

024訴衷情(歐陽修)

訴衷情  歐陽修

1清晨簾幕巻軽霜、呵手試梅妝。
2都縁自有離恨、故画作遠山長。

3思往事、惜流芳、易成傷。
4擬歌先斂、欲笑還顰、最断人腸。

1朝、簾を巻き上げると、外にはうっすら霜が降りていた。手に息をはきかけて、梅花妝をほどこそうとする。
2別れの恨みのために、描いた眉は遠山のよう。

3過ぎし日々、青春の時はすぎ、悲しみがわいてくる。
4歌おうとして、眉をひそめる。笑おうとしても、眉がくもる。なんてつらいのだろう。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1呵手:手が冷たいので、息をふきかけて暖める。 梅妝:南朝の宋の武帝の娘、寿陽公主が含章殿の軒下で横になっていた時、梅の花が額に落ちて、五弁の花となった。払っても落ちず、三日これを洗ってようやく落ちた。宮女がこれを奇とし、争って真似たので、後に梅花妝という。 2遠山:女子の眉をたとえる。『西京雑記』に「文君姣好にして、眉色は遠山の如し」とある。 3流芳:過ぎ去った青春の日々、「芳華」。 成傷:悲しみを引き起こすこと。 4斂:眉をひそめる。「斂」は「咽」に作るテキストもある。 顰:眉をひそめる。

清晨(あさ)簾幕(すだれ)を巻きあげると(うっすら)と霜がおりていた、手を(はあっ)として梅妝(うめかざり)(しよ)うとする。

(すべ)離恨(わかれのうらみ)が有る縁自(せい)(そのため)遠山(まゆ)を長く画作()いてしまった。

 

往事(むかし)を思うと、流芳(わかさ)を惜しみ、成傷(かなしくな)(やす)い。

4歌を(うたお)うとして先ずまゆを(ひそ)める、欲笑(わらお)うとして()たまゆを(ひそ)める、(なん)人腸(こころ)(いた)ませることだ。


sù zhōng qíng

1 qīng chén lián mù juǎn qīng shuāng,hē shǒu shì méi zhuāng.
2 dōu yuán zì yǒu lí hèn,gù huà zuò yuan shān cháng.

3 sī wǎng shì,xī liú fāng,yì chéng shāng.
4 nǐ gē xiān liǎn,yù xiào hái pín,zuì duàn rén cháng.

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