詠梅
1粉牆低、梅花照眼、依然旧風味。
2露痕軽綴。
3疑浄洗鉛華、無限佳麗。
4去年勝賞曾孤倚、氷盤共燕喜。
5更可惜・雪中高士、香篝熏素被。
6今年対花最匆匆、相逢似有恨、依依愁悴。
7吟望久、青苔上、旋看飛墜。
8相将見・脆円薦酒、人正在・空江煙浪裏。
9但夢想・一枝瀟灑、黄昏斜照水。
梅を詠む
1白い壁が低く、梅の花がまぶしい。昔のままの風情。
2露のあとが軽く残り、
3おしろいを洗った、たくさんの美女のよう。
4去年、このすばらしい風景をひとりで楽しんだ。玉盆に置かれた梅の枝と、ともに宴飲した。
5さらに愛おしかった。その姿は、雪中に門を閉ざして横になっていた昔の高士のように、ひっそりと雪をかぶって香りを放っていた。
6今年、あわただしく花に向かう。逢瀬は恨み有るに似て、いつまでも愁い疲れる。
7しばらく吟詠しながら見ていると、青いコケの上にさっと花が散り落ちた。
8丸くなった青い実を酒のアテにする季節がやってくる頃、私は渺茫とした江湖にいて、
9ただ夢の中で思うのだろう、瀟洒な梅の一枝が、水面にのび、夕陽が斜めにさしかかるのを。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
3鉛華:顔にぬったおしろい。 4氷盤共燕喜:梅の枝を玉や陶器の盆に置き、酒を飲みながら鑑賞する。「燕」は「宴」に同じ。 5雪中高士:後漢の袁安は、家が貧しかった。ある大雪の日、ほかの家は雪をかいて乞食に出たが、袁安の家だけは戸を閉ざして、門前の雪も積もったままだった。中で人が死んでいるのではと入ってみると、袁安が横になっていたので理由を尋ねると、こんな大雪の日は飢え死にする人が多いので、迷惑にならないようじっとしていると答えた故事。『後漢書』袁安伝に見える。「袁安臥雪」は画題にもなった。「高士」を「高樹」とするテキストもあり、その場合は、梅と雪が同じく白いさまを言う。 香篝:香炉の上におく籠、ふせご。その上に衣類を置いて、湿気をとったり香をたきこめるのに使う。ここは梅の香りをいう。 素被:白いふとん。ここは雪が積もっているさま。 8脆円薦酒:梅の青い実を酒のアテにすること。「脆円」は「脆丸」とするテキストもある。梅の実のこと。 9一枝瀟灑、黄昏斜照水:梅の枝が水面にのび、夕陽に照らされて清らかなようす。梅を詠んだ名句とされる北宋・林逋「山園小梅」詩の「疏影横斜水清浅、暗香浮動月黄昏(疏影横斜 水清浅、暗香浮動 月黄昏)」を踏まえる。
梅を詠む
1粉い牆は低く、梅の花が眼に照る、依然の旧の風味。
2露の痕が軽く綴って。
3鉛華を浄洗った、無限の佳麗かと疑う。
4去年は勝賞を曾て孤り倚しみ、氷の盤に共えて燕喜んだ。
5更に可惜しかった、雪中の高士の、香をたく篝で素い被を熏じるさま。
6今年は花に対い最け匆匆、相逢っているのに恨みが有る似、依依と愁い悴れる。
7望めて久く吟じる、青い苔の上に、旋と飛び墜るのが看える。
8相将も脆い円が酒の薦になるのを見るだろう、人は正ど煙る空と浪たつ江の裏に在て。
9但だ夢想する、瀟灑な一枝が黄昏に斜めに水に照るさまを。
huā fàn
yǒng méi
1 fěn qiáng dī,méi huā zhào yǎn,yī rán jiù fēng wèi.
2 lù hén qīng zhuì.
3 yí jìng xǐ qiān huá,wú xiàn jiā lì.
4 qù nián shèng shǎng céng gū yǐ,bīng pán gòng yàn xǐ.
5 gèng kě xī、xuě zhōng gāo shì,xiāng gōu xūn sù bèi.
6 jīn nián duì huā zuì cōng cōng,xiāng féng sì yǒu hèn,yī yī chóu cuì.
7 yín wàng jiǔ,qīng tái shàng,xuàn kàn fēi zhuì.
8 xiāng jiāng jiàn、cuì yuán jiàn jiǔ,rén zhèng zài、kōng jiāng yān làng lǐ.
9 dàn mèng xiǎng、yì zhī xiāo sǎ,huáng hūn xié zhào shuǐ.
いよっ!
返信削除って声かけたくなる周先生。