2022年7月30日土曜日

018踏莎行(晏殊)

踏莎行  晏殊

1祖席離歌、長亭別宴、香塵已隔猶回面。
2居人匹馬映林嘶、行人去棹依波転。

3画閣魂消、高楼目断、斜陽只送平波遠。
4無窮無尽是離愁、天涯地角尋思遍。

1別れの席、別れの歌、長亭の駅で別れの酒宴、花散りおちた土埃を巻き上げながら、旅人はなおも振り返る。
2送る人々の馬が林でいななく。送られる人の船は波間に消えた。

3美しい高殿は静まり、遠く眺めやれば涙がこぼれる、いまはただ夕陽が波を見送るだけ。
4尽きることがない別れの愁い、天涯までも海角までも、私の思いはめぐる。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1祖席:旅立つ人を送るための酒席。 香塵:花が散りおちて地面が香っている。 2棹:櫂と同じ。船を指す。 4尋思:思索、思い。

(みおくり)の席、(わか)れの歌、長亭(えき)での別れの宴、香塵(ちり)に已に隔てられ猶お回面(ふりかえ)る。

(おく)る人たちの匹馬(うま)映林(はやし)で嘶く、行く人の去る(ふね)依波(なみま)()えた。

 

画閣(へや)魂消(しずま)り、高楼(たかどの)で目を()らせば、斜陽(ゆうひ)が只だ平波(なみ)を遠く(みおく)るだけ。

無窮(つきな)無尽(つきな)()(わか)れの愁い、天涯(てんのはて)地角(ちのすみ)までも尋思(おもい)(めぐ)る。


tà suō xíng

1 zǔ xí lí gē,cháng tíng bié yàn,xiāng chén yǐ gé yóu huí miàn.
2 jū rén pǐ mǎ yìng lín sī,xíng rén qù zhào yī bō zhuàn.

3 huà gé hún xiāo,gāo lóu mù duàn,xié yáng zhǐ sòng píng bō yuan.
4 wú qióng wú jìn shì lí chóu,tiān yá dì jiǎo xún sī biàn.

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