2022年7月29日金曜日

013清平楽(晏殊)

清平楽  晏殊

1紅箋小字。
2説尽平生意。
3鴻雁在雲魚在水。
4惆悵此情難寄。

5斜陽独倚西楼。
6遥山恰対簾鉤。
7人面不知何処、緑波依旧東流。

1紅い便箋に小さな字。
2平生の思いを書きつくす。
3鴻と雁は雲のなか、魚は水のなか。
4ああ、この思いを伝えるすべがない。

5夕陽の中、ひとり西楼にいる。
6遠く山々が、簾をかける鉤と向かいあう。
7あの人はどこにいるのやら。春の河はあいもかわらず東へと流れる。


蔡義江『宋詞三百首全解』注:
3鴻雁、魚:手紙を運ぶとされる。 7「人面」句:唐・崔護「題都城南荘(都城の南荘に題す)」詩の「去年今日此門中、人面桃花相映紅。人面不知何処在、桃花依旧笑春風(去年の今日 此の門の中、人面 桃花 相い紅を映す。人面は知らず 何処にか在る、桃花 旧に依りて 春風に笑〔さ〕く)」を踏まえる。

 

(あか)(びんせん)に小さな字。

2平生の(きもち)(かた)り尽くす。

鴻雁(かり)は雲のなかに()て、魚は水のそこに()る。

惆悵(かな)しい、()(おもい)を寄せ難い。

 

斜陽(ゆうひ)のなか、(ひと)り西楼で(もた)れる。

6遥か山は(まる)で簾をかける(かぎ)(むか)っているよう。

7あの人の(すがた)は、何処(どこ)不知(わからな)い、緑波(なみ)(むかし)(まま)に東へ流れる。


qīng píng yuè

1 hóng jiān xiǎo zì.
2 shuō jìn píng shēng yì.
3 hóng yàn zài yún yú zài shuǐ.
4 chou chàng cǐ qíng nán jì.

5 xié yáng dú yǐ xī lóu.
6 yáo shān qià duì lián gōu.
7 rén miàn bù zhī hé chù,lǜ bō yī jiù dōng liú.

0 件のコメント:

コメントを投稿