2022年7月27日水曜日

004御街行(范仲淹)

御街行  范仲淹

1紛紛堕葉漂香砌。
2夜寂静、寒声碎。
3真珠簾巻玉楼空、天淡銀河垂地。
4年年今夜、月華如練、長是人千里。

5愁腸已断無由酔。
6酒未到、先成涙。
7残灯明滅枕頭敧、諳尽孤眠滋味。
8都来此事、眉間心上、無計相回避。

1はらはらと落ち葉がきざはしに舞い、
2夜のしじまに、寒々とした音が聞こえる。
3真珠の簾を巻きあげ玉楼に人影なく、渺茫とした空に銀河が垂れる。
4くる年もくる年もこの日の夜、月は絹のように白く、あの人は千里のかなた。

5愁いにはらわたは千切れる。酔うもむなしい、
6酒ははらに届くより先に、涙となってこぼれ落ちるから。
7芯の短くなった灯が枕元でチラチラする。知り尽くした独り眠る夜の味わい。
8すべての愁いは、眉間にのぼり、はらうすべがない。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1香砌:「砌」は階段。「香」は階段のまわりに花が咲き草が茂るさま。 4練:白い絹。 7敧:傾いていること。ここは寄りかかる意。 諳尽:十分に経験し尽した。「諳」はよく知っていること。 8都来:すべて、みな。 此事:別れの愁いをいう。

紛紛(はらはら)()ちる葉は香砌(きざはし)()う。

2夜は寂静(しずま)り、寒そうな(おと)(まじ)る。

3真珠の簾を巻きあげた玉楼(たかどの)(ひとけな)く、(そら)には淡く銀河が地に垂れて。

4くる年もくる年も今夜(このひのよる)月華(つきのひかり)(しろぎぬ)(よう)長是(いつも)あの人は千里のかなた。

 

5愁いに(はらわた)(すで)(ちぎ)れて酔う無由(すべもな)い。

6酒が未到(まわらな)いうちに、先に涙が(こぼ)れる。

7残灯が明滅(ちらちら)している、わたしは枕頭(まくら)(もた)れている(ひと)り眠る滋味(あじわい)()り尽している。

都来(すべて)()(うれい)は、眉間の(まんなか)に上り、相回避(はら)無計(すべがな)い。


yù jiē xíng

1 fēn fēn zhuì yè piāo xiāng qì.
2 yè jì jìng,hán shēng suì.
3 zhēn zhū lián juǎn yù lóu kòng,tiān dàn yín hé chuí dì.
4 nián nián jīn yè,yuè huá rú liàn,cháng shì rén qiān lǐ.

5 chou cháng yǐ duàn wú yóu zuì.
6 jiǔ wèi dào,xiān chéng lèi.
7 cán dēng míng miè zhěn tóu qǐ,ān jìn gū mián zī wèi.
8 dōu lái cǐ shì,méi jiān xīn shàng,wú jì xiāng huí bì.

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