1紛紛堕葉漂香砌。
2夜寂静、寒声碎。
3真珠簾巻玉楼空、天淡銀河垂地。
4年年今夜、月華如練、長是人千里。
5愁腸已断無由酔。
6酒未到、先成涙。
7残灯明滅枕頭敧、諳尽孤眠滋味。
8都来此事、眉間心上、無計相回避。
1はらはらと落ち葉がきざはしに舞い、
2夜のしじまに、寒々とした音が聞こえる。
3真珠の簾を巻きあげ玉楼に人影なく、渺茫とした空に銀河が垂れる。
4くる年もくる年もこの日の夜、月は絹のように白く、あの人は千里のかなた。
5愁いにはらわたは千切れる。酔うもむなしい、
6酒ははらに届くより先に、涙となってこぼれ落ちるから。
7芯の短くなった灯が枕元でチラチラする。知り尽くした独り眠る夜の味わい。
8すべての愁いは、眉間にのぼり、はらうすべがない。
蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1香砌:「砌」は階段。「香」は階段のまわりに花が咲き草が茂るさま。 4練:白い絹。 7敧:傾いていること。ここは寄りかかる意。 諳尽:十分に経験し尽した。「諳」はよく知っていること。 8都来:すべて、みな。 此事:別れの愁いをいう。
1紛紛と堕ちる葉は香砌に漂う。
2夜は寂静り、寒そうな声が碎る。
3真珠の簾を巻きあげた玉楼は空く、天には淡く銀河が地に垂れて。
4くる年もくる年も今夜、月華は練の如、長是あの人は千里のかなた。
5愁いに腸は已に断れて酔う無由い。
6酒が未到いうちに、先に涙が成れる。
7残灯が明滅している、わたしは枕頭に敧れている、孤り眠る滋味は諳り尽している。
8都来此の事は、眉間の心に上り、相回避う無計い。
1 fēn fēn zhuì yè piāo xiāng qì.
2 yè jì jìng,hán shēng suì.
3 zhēn zhū lián juǎn yù lóu kòng,tiān dàn yín hé chuí dì.
4 nián nián jīn yè,yuè huá rú liàn,cháng shì rén qiān lǐ.
5 chou cháng yǐ duàn wú yóu zuì.
6 jiǔ wèi dào,xiān chéng lèi.
7 cán dēng míng miè zhěn tóu qǐ,ān jìn gū mián zī wèi.
8 dōu lái cǐ shì,méi jiān xīn shàng,wú jì xiāng huí bì.
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