2022年7月27日水曜日

003蘇幕遮(范仲淹)

蘇幕遮  范仲淹

1碧雲天、黄葉地。
2秋色連波、波上寒煙翠。
3山映斜陽天接水。
4芳草無情、更在斜陽外。

5黯郷魂、追旅思。
6夜夜除非好夢留人睡。
7明月楼高休独倚。
8酒入愁腸、化作相思涙。

1碧天にただよう白雲、黄葉した大地。
2秋の色は波に連なり、寒々と翠色に靄がただよう。
3山に斜陽が映え、空と水がとけあい、
4青々と草は無情に、斜陽の向こうまでのびてゆく。

5故郷を思って暗くしずむ気持ちに、羈旅の愁いが迫る。
6よい夢が眠りにいざなってくれる夜を除いて。
7明月が高楼にかかる。ひとり欄干にもたれるのはやめよう。
8愁いをはらそうと酒を飲んだら、相思の涙になった。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
5黯郷魂:故郷を思って悲しむこと。暗澹たる気持ち。 追旅思:羈旅の愁いから逃れられないさま。

1雲だだよう(あお)(そら)、葉ちりおちる(きいろ)()

2秋の(けはい)は波に連なり、波上(なみ)には寒そうにけぶる(みどり)(もや)

3山に斜陽(ゆうひ)が映り(そら)が水と接する。

芳草(くさ)は無情に、(ことさら)に斜陽の外に()る。

 

(くら)(ふるさと)おもう(こころ)に、旅の思いが(せま)る。

6くる夜もくる夜も好夢(ゆめ)除非(なけれ)ば、留人睡(わたしをねむら)せてくれない。

7明月が(たかどの)に高くのぼっている、独りてすりに(もた)れるのは()めよう。

8酒は愁いにみちた(はらわた)にしみ入り、相思の涙に化作(かわ)ってしまった。

 

sū mù zhē

1 bì yún tiān,huáng yè dì.
2 qiū sè lián bō,bō shàng hán yān cuì.
3 shān yìng xié yáng tiān jiē shuǐ.
4 fang cǎo wú qíng,gèng zài xié yáng wài.

5 àn xiāng hún,zhuī lǚ sī.
6 yè yè chú fēi hǎo mèng liú rén shuì.
7 míng yuè lóu gāo xiū dú yǐ.
8 jiǔ rù chou cháng,huà zuò xiāng sī lèi.

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