2022年7月21日木曜日

001宴山亭・北行見杏花(趙佶)

宴山亭  趙佶(徽宗皇帝)

北行見杏花

1裁剪氷綃、軽畳数重、淡着燕脂匀注。
2新様靚妝、艶溢香融、羞殺蕊珠宮女。
3易得凋零、更多少・無情風雨。
4愁苦。
5問院落凄涼、幾番春暮。

6凭寄離恨重重、者双燕、何曾会人言語。
7天遥地遠、万水千山、知他故宮何処。
8怎不思量、除夢裏・有時曾去。
9無拠。
10和夢也・新来不做。


北行して杏の花を見る

1薄い絹を裁断して、軽く何枚も重ね、うっすら口紅を塗ったよう。
2流行の化粧をして艶やかに香りもなまめかしく、蕊珠宮の仙女も羞じるほど。
3凋落しやすい美しさ。まして無情な風雨にいくども打ちつけられれば。
4胸がいたい。
5過去にもこんなに寂しい春の暮れが、この庭にはあったのだろうか。

6尽きぬ別れの恨みをこのつがいの燕に託したい、人の言葉を解するなら。
7遠く、いくつもの山や河に隔てられ、かつての宮殿はいずこに。
8懐かしい。だが夢の中でたまさか行くことしかできない。
9あてもなく。
10その夢でさえ、めっきり見なくなった。

蔡義江『宋詞三百首全解』注:
1氷綃:軽くてうすい絹。 燕脂:口紅。 匀注:均等に塗ること。 2靚妝:化粧する。 蕊珠宮:道家の仙宮。 3易得:容易に。 6者:この。「這」と同じ。 会:理解する。 7知:「不知」と同じ。分からない。 10和:~でさえ。


北に(つれていか)れて杏の花を見る 

(うすぎぬ)裁剪(きっ)て、軽く数重(いくえ)(かさ)ね、燕脂(べに)淡着(うっすら)(まんべんな)()している。

新様(あたら)しい靚妝(けしょう)艶香(いろか)溢融(あふれだ)し、蕊珠宮の宮女も羞殺(はじい)るばかり

凋零(うつろ)易得(やす)い、(まし)多少(いくた)の無情の風雨。

愁苦(くるし)い。

()きたい、院落(にわ)凄涼(あれは)て、幾番(いくど)めの春の暮れなのかと。

 

凭寄(あずけよ)う、(わか)れの恨みの重重(こもごも)を、双燕(つがいのつばめ)()せて、だが何曾(どうして)人の言語(ことば)(わか)ろうか。

天地(そら)遥遠(かなた)万千(あまた)水山(かわとやま)()の故宮は何処(いずこ)にあるの(だろ)う。

怎不(どうして)思量(なつかし)い、夢里(ゆめ)時曾(たま)に去くことが有る(だけ)だ。

無拠(あてもな)く。

10和夢也(ゆめでさえも)新来(このところ)不做(みられな)い。



yàn shān tíng 

běi xíng jiàn xìng huā


1cái jiǎn bīng xiāo,qīng dié shù chóng,dàn zhuó yàn zhī yún zhù
2xīn yàng jìng zhuāng,yàn yì xiāng róng,xiū shā ruǐ zhū gong nǚ
3yì dé diāo líng,gèng duō shǎo、wú qíng fēng yǔ
4chou kǔ
5wèn yuan luò qī liáng,jǐ fān chūn mù

6píng jì lí hèn chóng chóng,zhè shuāng yàn,hé céng huì rén yán yǔ
7tiān yáo dì yuǎn,wàn shuǐ qiān shān,zhī tā gù gōng hé chù
8zěn bù sī iáng,chú mèng lǐ 、yǒu shí céng qù
9wú jū
10 hé mèng yě、xīn lái bú zuò

0 件のコメント:

コメントを投稿