2023年2月19日日曜日

白石詩097自題画像

自題画像〈見硯北雑志〉

1鶴氅如烟羽扇風、
2寄情芳草緑陰中。
3黒頭辦了人間事、
4来看凌霜数点紅。

 

(みずか)ら画像に()く〈『硯北雑志』に見える〉

 

1鶴氅は(もや)(よう)、羽扇で風をおくる、

2情を寄せる、芳草の緑陰の中に。

黒頭(わかいころ)人間(せけん)(ぞくじ)辦了(やりおえ)

凌霜(ふよう)数点(いくつ)(はな)をつけているのを来て()ている。


制作年、未詳。 0周錚「姜夔画像雑考」(『文物』1987年第4期)に、画像の拓本が現存する、という。刻石のため模本を描いた許乃谷によると、原画は南宋・白良玉の作という。 1鶴氅:白地に黒い縁取りで、鶴の羽根をかたどったように袖が丸くなっている上着。道袍。  3黒頭:青年から壮年。まだ白髪頭になっていない、の意。 4凌霜:木芙蓉のこと。拒霜花ともいう。『硯北雑志』巻下は「夜霄(ノウゼンカズラ)」に作る。

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